オンラインワーク(クラウドソーシング)は私が副業を始めたきっかけです。副業といえばアルバイトを掛け持ちするなど「Wワーク」を思い浮かべる人もいるでしょう。私も生活費を稼ぐためにアルバイトをしていたのですが、2つ仕事をするのは体力的にムリがありました。そこで自宅で仕事ができるクラウドソーシングにたどり着いたのです。それから仕事をこなしていくうちに自宅でお金を稼ぐ習慣がつきました。
今回は私が使ったクラウドソーシングや実体験について紹介します。
目次
クラウドソーシング(類似サービス含む)一覧表
現在のクラウドソーシングを(類似サービスを含めて)一覧表にまとめてみました。
クラウドソーシング一覧
サービス名 | 運営会社名 | 会社の資本金 |
---|---|---|
クラウドワークス | (株)クラウドワークス | 26億円 |
ランサーズ | ランサーズ(株) | 14億円 |
アスクビー | ラーニングギフト(株) | 1億円 |
ココナラ | (株)ココナラ | 9000万円 |
クラウディア | (株)エムフロ | 5000万円 |
クラウドソーシングの中でおすすめはクラウドワークスとココナラです。これら2つのサービスを使っておけば、ある程度の仕事はできるでしょう。
クラウドソーシングの特徴は?
クラウドソーシングにはこういった特徴があります。
- 家にいながら仕事ができる
- 空いた時間に仕事ができる
- コロナ過のリスクを減らして仕事ができる
- 独立してフリーランスを目指せる
- 登録したその日から仕事で稼げる
- 基本的に報酬の受け取りが早い
- 必要なものはパソコンのみ(仕事次第ではスマホのみ)
- 専業主婦が家事の合間に稼げる
- サラリーマンが副業できる
クラウドソーシングは、スキマ時間に仕事ができるので、サラリーマンの副業として、もしくは主婦が空いた時間にお金を稼ぐのに適したサービスだと思います。
副業としては定番のクラウドソーシングですが、独立してフリーランスとなる人もいます。ただし、クラウドソーシングの仕事だけで独立しようと思ったら、収入はクライアント次第となります。毎月お給料をもらえるサラリーマンと比べると、安定感は微妙だと思います。クラウドソーシングをメインの仕事としている人も、独立するなら他の収入源も考えるべきかもしれません。
また、クラウドソーシングでは、直接クライアントとやり取りして仕事をこなし評価を受けます。自分の評価や実績が増えると依頼や報酬も増えるので、クラウドソーシングでは評価が命だと覚えておきましょう。最初は報酬が安くても色んな仕事をやってみた方がいいです。実績を積んだら、単価の高い仕事を受注できるようになってきます。
クラウドソーシングでできる仕事
クラウドソーシングでは、こういった仕事ができます。
- 簡単な体験談を書く
- 1000文字~文章を作成する
- 日本語を英語に翻訳する
- 動画編集をする
- 指定されたデータをエクセルにまとめる
- 依頼されたイラストを描く
- ロゴデザインを考える
- 文章を朗読して録音する
クラウドソーシングでできる仕事のごく一部を紹介しましたが、もっと色んな種類の仕事ができます。自分の得意分野から探してもいいですし、これからスキルアップしたい仕事もできます。
クラウドソーシングの選び方
クラウドソーシングは「どういった仕事ができるのか?」で選んでみましょう。各サイトのホームページから仕事内容や報酬が確認できます。
私が使っていたサービスは3つです。
この中でいちばん自由度が高いのはココナラです。詳しくはこちらの記事で紹介しています。
私がココナラと2本柱で使っていたのが定番のランサーズです。
ランサーズではアフィリエイターなどがライティングの仕事を依頼したり、デザインやイラストが得意な方にデザインやロゴの作成の仕事を募集しています。もちろん作業の依頼もできますので、記事やサイトを一人で作らなくても専業の得意な方に依頼することもできます。アフィリエイターはもちろん企業が使っていることも多いとても信頼できるサービスです。仕事の依頼も誰でもできるため、探してみるとたくさんの人が仕事を依頼していることがわかります。
ランサーズの仕事は大きくわけて2つあります。
- コツコツ稼ぐタスク方式 タスク方式は簡単だけど報酬が安いお仕事です。パソコンでやる内職といえばイメージしやすいでしょう。
- ガッツリ稼ぐプロジェクト方式 プロジェクト方式では、タスク方式と違って時間はかかるけど報酬が大きい仕事です。例えば一からサイトを作ってすぐに運営できる状態に仕上げたり、動画の素材を集めて編集まで完了するような感じです。
ランサーズは仕事をやりたい人と頼みたい人がいて成り立っています。最初は仕事を受ける側だったのですが、自サイトを作ってからは仕事の依頼でも使うようになりました。ランサーズでは100円でも仕事の依頼ができるので、気軽に誰かに仕事をお願いできちゃいます。どちらの立場で利用するにしても有能なのでおすすめです。
クラウドソーシングのメリット
クラウドソーシングには様々なメリットがあります。他の副業と比較しながら、クラウドソーシングについてまとめてみました。
自由な時間に自宅で仕事ができる
自宅で仕事ができることが在宅ワークの最大のメリットです。アルバイトなどを副業にすると、決まった時間に仕事に行かなければいけません。友達から遊びの誘いがあっても、合コンの誘いがあっても、仕事を断ってプライベートを優先することはできないでしょう。そもそも、仕事をしている人なら、アルバイトなどで副業をすると、自由な時間がほとんどなくなっちゃいます。
体力に自信があれば良いのですが、自分の体力次第ではしんどい状態で仕事を続けなければいけません。その点、クラウドソーシングなら好きな時間に仕事ができるので、自分の状態に合わせて仕事を進めることができます。好きな時間に仕事ができることは、クラウドソーシングをはじめとした、在宅ワークの大きな魅力だと思います。
通勤する時間がないので時間を節約できる
仕事が自宅でできれば、仕事場に行くまでの無駄な時間を削ることができます。例えばアルバイトをするには、仕事場まで家から移動しなければいけません。通勤で15分かかる職場なら、往復で30分かかります。通勤時間はお金を稼いでいるわけじゃないので、無駄な時間に感じる人もいるでしょう。
その点、クラウドソーシングなら自宅で仕事ができるので、通勤する時間がありません。自分の都合でいつでも仕事を始められるので、忙しい現代社会において適した副業だと言えると思います。
知り合いに会う心配がない
副業を禁止している会社も多いので、堂々とアルバイトができない人もいるでしょう。だけど、アルバイトは接客業も多いので、仕事中に誰かと会う可能性は高いです。都会ならまだしも、田舎であればあるほど、知り合いに会う可能性が高くなります。人付き合いが煩わしかったり、働いている姿を見られたくない人は、お金が必要だとしても、こういった理由でアルバイトをしたくないと思っているでしょう。
その点、クラウドソーシングなら、自宅で仕事ができるのでこういった心配ごとはありません。かくいう私も、人に見られたくないという気持ちから、パソコンでできる仕事としてクラウドソーシングを始めた経緯があります。おかげで、パソコンだけで毎月の副収入を稼げるようになったので、ネットで稼ぐ経験を積むことは、これからの時代かなり大事だと思います。
ネットで稼ぐスキルが上がる
正直アルバイトをしていても、その仕事を辞めてしまえば他に役立つスキルなどはあまり身に付きません。
だけど、クラウドソーシングの仕事をこなしていると、どんどんスキルが身についてきます。パソコンに詳しくなったり、ネットで稼ぐ仕組みについて考えたり、自分がクライアントになって仕事を依頼する側になったり、知れば知るほどやりたいことが増えてきます。
一番わかりやすいのがタイピングスキルですが、私もパソコンで文字を打つのが大の苦手でした。そもそも、数年前までパソコンに触ったことすらほとんどないような状態でしたからね。だけど、今では手元を見ることなく、軽快にブラインドタッチができるようになりました。数をこなせば、人間ある程度のスキルが勝手に身についてくるものです。
それと、私の場合だと文章力がかなりアップしました。ライターとして文章を作成する仕事をしてから、読みやすい文章についてよく考えたからだと思います。昔は難しい言葉を羅列したり、文字数を稼ぐために、無駄な引き伸ばしの文章ばかり書いていました。だけど、誰かに読んでもらう文章を書くとき、あえて簡単で短く、読みやすい文章のほうが良いので、そのあたりも少しずつ改善できたかなと思います。
文章力がつくと、パソコン上だけでなく、対面で話すときも会話が上手くなったり、仕事でもスラスラ説明できたり、クラウドソーシングだけでなく役立つ場面はいろいろありました。
クラウドソーシング初心者のおすすめはライティング
クラウドソーシングの仕事は専門的な知識が必要なこともありますが、ライティング(文章作成)は誰にでもできる仕事です。もちろんパソコンで文字を書くので、字が汚くても問題ありません。私もクラウドソーシングで最初にやった仕事はライティングでした。ライティングは文章を考える仕事なので、ブロガーさんのブログ記事などに使われます。特にスキルを持っていない人は、まずはライティングからやってみることをおすすめします。
クラウドソーシングに登録すると、仕事を依頼したい人が「こんな文章を考えてほしい」と文章作成を依頼しています。書きたいものを探して、ライティングを始めてみましょう。ライティングの仕事は、こんな感じで募集されています。
- 指定キーワード(美容、ダイエット)を含めて1000文字以上で書く
- これまで失恋したエピソードを300文字以上で書く
- 最近見た面白かった映画の感想を200文字以上で書く
ライティングの文字単価は1文字1円以上を目標にする
基本的に、ライティングの単価は安いので0.3円~0.5円くらいで募集されています。この単価だと1万円を稼ぐのもけっこう大変です。
だけど実績を積んで評価が増えてくると、クライアントが高単価で仕事を依頼してくれるようになります。文章を作成するライターの仕事で稼ぐには「1文字=1円」くらいは欲しいところです。これなら、1000文字書いて1000円がもらえるので、慣れてくるとけっこう簡単に稼げちゃいます。しかし、文章力がわからない相手に良い条件をつけるクライアントは少ないです。
最初のうちは「1文字=0.3円」くらいの金額で仕事を請負うこともしばしばです。だけど、実績を積んでいけば必ず良いクライアントとめぐりあい、単価の高い仕事ができるようになってきます。ライターとしての評価が増えてきたら、自ずと依頼が増えてきて、その中から仕事を選べるようになります。
文字単価を叩くクライアントとは付き合わない
クラウドソーシングで仕事を依頼してくる人をクライアントと呼びます。クラウドソーシングに登録すると、仕事を受けることもできるし、クライアントとして誰かに仕事を依頼することもできるようになります。
ライティングの仕事はクライアント次第で稼げる金額が決まると言ってもいいでしょう。クラウドソーシングを使っていると、かなりケチなクライアントと出会うこともあり、それは文字単価に現れます。
私も今はクライアントとして仕事を依頼する側なのでわかるのですが、お金を稼いでいるクライアントほど、自分のスキルに適性な金額で仕事料を決めてくれます。
稼いでいないクライアントは安く値切ろうとします。しかも値切ったあげく注文が多く、単語はどれだけ入れて欲しい、段落や口コミなども欲しい、あげくの果て書き直してほしいと言われることも。だけど、安く値切るほど良い文章が納品されることはありません。
そんなブラックなクライアントと付き合っても、良いことないと思った方が良いです。もし衝突しようものなら、悪い評価をつけられて、今後の仕事に影響を及ぼすかもしれません。クラウドソーシングでライターの仕事をしようと思ったら評価が命です。それを安く値切ったクライアントに下げられるなんて、そんな状況は避けるべきです。ケチなクライアントと付き合うことに百害あって一利なし。
優良なクライアントとの出会い方
買い叩いてくるクライアントに絶望している人は「ライターで稼げない」と思ってしまうかもしれませんが、仕事の量に見合った報酬を支払ってくれる優秀なクライアントもたくさんいます。良いクライアントは、お試しで最初の依頼をしてくる時点で文字単価がそこそこ高いです。1回目の依頼でライターの文章力を見抜き、依頼を続けたいライターならその後も定期的に仕事を依頼してくれるでしょう。
そんなクライアントと出会ったら、精一杯ライターとしての仕事を頑張って固定で依頼を受けられるようにしましょう。もちろん良い文章を書かなければいけませんので、特に1回目は精一杯の文章を納品するようにします。最初が肝心なので、高単価で依頼してくれた人は、少し時間をかけて見直しながら文章を書きましょう。
クラウドソーシングで副業したくても、作業単価が安くてやる気が出ないことがあります。例えば1000文字の文章作成をして200円の報酬では、時給換算して1000円以上を稼ぐことはできないでしょう。
割に合わない仕事が多く「クラウドソーシングは稼げない」と思った人はたくさんいるでしょう。悲しいことに、ランサーズやクラウドワークスなどの口コミにも稼げないって声があったりします。
だけど依頼者は報酬を買い叩く人ばかりではありません。クラウドソーシングの仕事で稼ぐには、金払いの良い依頼者に出会うことが大切。
収入が高いクライアントは文章の価値を理解しています。ですから、わざわざ粗悪な文章を作成する人のために無駄銭を支払いません。逆に価値のある文章への支払いは惜しみません。文章を大量にさばいてくれる人よりも、1つの仕事を全うしてくれるライターの方が価値があります。
良いクライアントは作業単価をイチイチ値切り交渉してくるような真似はしません。悪いライターに報酬を支払っても、二度と依頼をしないだけで仕事に文句をつけるようなことはしません。逆にこれからも書いてほしいライターには、要望をわかりやすく伝えてくれるんです。私もクラウドソーシングのライティングの仕事で報酬を得られたのは、良いクライアントと出会えたからでした。
そのクライアントさんは、月収にして60万円程度のネット収入がありました。文章を書くことに報酬を支払うだけではなく、感謝の意を伝えてくれました。良いクライアントと出会えるかは運だけど、努力して続けていれば良いクライアントと良いライターはいつか必ず出会うんです。
クラウドソーシング ライティングの稼ぎ方について
クラウドソーシングで「誰でもできる」基本の稼ぎ方がライティング(記事作成)の仕事です。ライターさんに失礼かもしれませんが、文章なら学生だって書けちゃいます。だけど侮っていると、意外とライティングが難しいことに気づくかもしれません。
- 文章が思い浮かばない
- 長い文章を書けない
- そもそもどんなことを書けばいい?
こんな感じで「文章を考える」ことって、慣れるまでけっこう大変です。だけど、自分の語彙力のなさに絶望することはありません。
文章の構成を考える
文章の構成を考えることで「何について書くのか?」が明確になります。
構成を考えるには、まず見出しを作ってみましょう。
例えば2000文字で「鼻毛カッターの使い方」という文章を書くとしましょう。
それなら、こんな感じで見出しを分けて書きだします。
- 鼻毛カッターの値段は?
- 鼻毛カッターの購入先は?
- 鼻毛カッターで鼻毛が濃ゆくなる?
- 女性も鼻毛カッターを使っている?
- 一番使いやすい鼻毛カッターはどれ?
見出しをつけるポイントは、どんなことが書けるのかをイメージすること。見出しに「?」を入れることで、読者の疑問へ答える内容を意識して書くことができます。
こんな感じで小分けにしていくと、構成が決まって、文章が書きやすくなってきます。
パクりはOUT!自分の言葉で書く
ライティングのご法度は人が書いた文章をパクることです。下手したら訴えられるレベルなので絶対にやってはいけません。文章をパクった方もパクられた方もそれを記事にして掲載してしまうと、SEOに悪影響が出てしまいます。
ズルをしてお金をもらおうと考えても文章力がつかず、結局のところ自分の能力が上がりません。ライティングの仕事をしてお金を稼ぐなら、絶対に人の文章をパクらないことを覚えておきましょう。
文章を読み直し【訂正・加筆】をする(リライト)
文章を訂正したり、加筆して修正していくことを「リライト」と呼びます。書き終えて読み直してみると文章に違和感を感じることがあります。文章が自然になるように訂正したり、誤字脱字を探すことでライターとしての信頼アップにつながります。より質の高い文章を求めている人は「1日たってから文章を見直す」などの工夫をしています。
クラウドソーシングまとめ
余談ですが、私が人生で初めてやった副業がクラウドソーシングでした。最初は初心者なので、割と簡単な仕事から始めました。ただし、その分もらえる報酬も少ないので、稼ぐために工夫が必要でした。
最初は1サイトしか使っていなかったのですが、2~3サイトを使ってみました。サイトごとに募集している仕事が違うため、実績がなくても良い仕事とめぐり合えることがあります。また、プロフィールも複数サイトに合った方が、色んな人から依頼がもらえます。クラウドソーシングの仕事に慣れてきたら、徐々に仕事の単価を上げて効率の良い稼ぎ方を探しましょう。
それと、これから副業を始めたい人は注意して欲しいことがあります。それは、正しくない副業の情報も紛れ込んでいるってことです。例えば「スマホで一日10分作業するだけで月に数十万円稼げます」みたいな広告をyoutubeやSNSなどで見たことはありませんか?これらのほとんどが情報商材の購入が目的だったり、メルマガやLINEのリスト集めに使われています。地に足をつけた稼ぎ方をするならクラウドソーシングがぴったりなので、誇大広告には気をつけましょう。