薬の臨床検査を受けて謝礼をもらうのが治験バイト。新しい薬を投与され、被験者となって薬の効果をためす仕事です。
治験バイトの特徴
- 新薬の被験者となり謝礼がもらえる
- 治験バイトの謝礼は高め
- 健康でないと被験者になれない
目次
治験バイトの収入はいくら?
治験バイトの謝礼はだいたい5千円~1万円くらいです。これは通院で治験する場合の金額で、宿泊のある治験の場合はさらに謝礼が大きくなります。(ただし、ほとんどの治験は通院です。)治験バイトの謝礼は1日のアルバイトと同じくらいなので、治験を「割のいいバイト」と考えている人もいます。
治験バイトの目的
そもそも、治験バイトの目的って何でしょう?その答えは「効果や副作用を実証するために新薬を試すこと」です。
- 製薬会社が薬を開発する
- 治験をして効果と安全性を検証する
- 正式に薬と認可される
製薬会社は、正式に薬とするための臨床試験が必要なので、治験で被験者に投薬して検証します。もちろん、開発段階では市販の薬ではないので、副作用などに注意が必要なので、健康状態に自信がない人は避けた方がよいのは間違いありません。
治験のリスク
治験による死亡はある?
治験による死亡は日本でも確認されています。2019年にてんかんの治療薬の治験に参加した20代の男性が、薬の投与の終了後に電柱から飛び降りて死亡しました。この男性は入院中から幻覚や幻聴に悩まされていたようです。この事件に関して、治験と死亡事故の因果関係は否定できないと厚労省も発表しています。こういった過去の事件から、精神的な病気を持っていたり、健康状態に自信がない人が治験を受けるのはリスクが伴うことがわかります。治験は採血が多い
治験による効果を調べるとき、採血して血液検査をすることが多いです。場合によっては1回で何度も採血されることがあります。採血が苦手な人にはちょっとつらいかもしれません。
治験を受ける理由とは?
私は基本的に治験バイトをおすすめしませんが、治験を受ける人にはこういった理由があるようです。
- バイト代を稼げる
- 医学に貢献できる
- 最新の知見を得られる
治験バイトまとめ
安全性や健康面を考えると治験バイトは、個人的にはあまりおすすめしません。被験者は薬の効果がまだわからない状態で投薬を受けなければいけません。お金に余裕があるなら、自ら治験バイトをする必要はありません。